AlteryxとTableauを活用したデータ分析

AlteryxとTableauを使った自動化、データベース作成、可視化した事例を紹介します。
今回は、引張試験の測定データを共有フォルダに保存するだけで、自動的に測定データから抽出、データベース(DB)化を行い、このDBを可視化ツールで迅速に分析が可能になり、可視化分析・次の実験への意思決定が速くなったケースにあたります。

はじめに、全体のデータフローおよびシステムフローを示します。こちらはMicrosoft Azureと組み合わせたシステムになります。オンプレ上でも構築は可能です。

測定データ処理フローおよび可視化ツールによる解析までのフロー

これまで同じ処理を手作業もしくはマクロなどで処理していた測定データを、処理の規則および抽出箇所を明確化することで、Alteryxのアイコンをつなぐワークフローに変換し、自動処理後データベース化させるようにします。

測定データの処理および抽出箇所の定義

各測定データは、各サンプルフォルダに保存することでサンプルに紐づいたデータベースを自動作成されます。

各サンプルのフォルダ下の測定データをデータベース化

Alteryx で処理する動画を示します。9サンプル、110個の測定データ(約22万レコード)を12秒ほどで自動処理後、データベースを作成できています。

Alteryx のワークフローで処理する様子

作成したデータベースは、可視化(BI)ツールの Tableau を活用することで簡単に分析することができます。

データベースの項目をTableauで可視化
Tableauで可視化の様子
まとめ
  • Alteryxを活用することで、データ処理を自動化可能。またセルフサービス型アプリケーションのため簡単にユーザー側で拡張、編集が可能。
  • Tableauを活用した可視化で、迅速な分析が可能。
  • 自動化、データベース化により迅速な意思決定につながります。